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就活生が「自己分析」をうまく活かせない陥り易い3つの事例

2021/09/16
 
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

就活において「自己分析」を活かせない、陥り易い3つの事例

「自己分析」が、活かせない3つの事例

「就活活動では、まず自己分析をしっかりすること」

こんな内容が、就活サイトや就活本によく書かれていまうす。大学の就職支援部門でも「自己分析」をしっかりやれとの指導をしています。ところが、具体的な手法やその深さは様々です。ネット検索すると、自己分析シートの例が山のようにでてきますが、その活用となると説明が不足しています。一方採用側は、個々の就活生の自己分析そのものを知りたいわけではありません。志望動機、自己PR、ガクチカ、挫折体験などに含まれた、学生の能力や考え方が知りたいのです。自己分析とは、志望動機や自己PRの根拠のようなものです。

自己分析を否定しませんが、自己分析そのものに価値があるわけでもないので、そんなに正確さや深さは必要がありません。そもそも、いい歳をした社会人が自己分析をしても、結局本当の自分なんてわからないものです。(これは、体験ですが。)採用側として知りたいのは、就活生が自己分析して発見した自分の価値観です。

就活で必要なのは、学生が自己分析を通して、過去のエピソードに注目し自分の価値観に気付き、これを企業にPRすることです。言い換えると、自己PRなどに活かされない自己分析は、意味がありません。

この記事では、自己分析が活かされていない事例3つを紹介します。
1)自己分析結果を自分のものにしていない
2)自分の長所が見つからない
3)トラウマになっていることを避けている

これを参考に自己分析を志望動機、自己PR、ガクチカ、挫折経験に活かしてください。自分のすべてを分析しようとせず、「自分には、こんな一面がある」として、アピールできたらいいと思います。


受かる! 自己分析シート

自己分析結果を自分のものにしていない

就活面接をしていて、学生に自己PRをお願いしたときの話です。
「私は、『粘り強い性格』です。中学時代からバトミントンを中高の部活、大学のサークルを通して続けています。目立った選手ではありませんでしたが、練習を続けました...」
この学生は、就活本が指導する通り、まず結論である「自分の特長」を述べ、「根拠となる具体例」を上げたのでしょう。

しかし、私を含めた数人の面接官は、この学生に対し高い評価をしませんでした。まず、自分を「粘り強い性格」という学生の多くが、自分の特長を見つけられず口にするフレーズだからです。「単に同じことを長く続けていただけ」と受け止めます。この学生は、そんなに活躍した選手ではなかったようです。でも毎日練習をし続けたことで、自分を「粘り強い性格」と分析したのでしょう。

面接官は、この話で「工夫もなく、同じ練習法を惰性で繰り返すタイプである」と理解しました。この学生に対して、「分析能力不足」「応用が利かない」。ただし、「言われたことは、きちんとやるタイプ」と評価しました。本人が、自己分析をして「粘り強い性格」と結論づけても、見方をかえれば、「同じことをくり返す、冒険心のない性格」と見えます。この学生は、いろんなアドバイスを素直に受け止め、実行するのがいいところです。自己分析として、過去の自分を振り返り、「なぜ同じことを続けたか」「その時どんな気持ちだったか」「やめよう、別の練習法にする、他人にアドバイスを求めようと思わなかったか」等々、そこが自己分析のポイントです。

様々な自己分析手法やシートか世間で紹介されています。どれを使ってもいいですし、自分の過去事例を書きだすだけでもいいです。重要なのは、その中に潜む自分の価値観を見つけることです。同じ練習を続けたのは、「いつか報われる」と信じていたのか。「友達と経験を共有したかったのか」「『やめる』と監督に言えなかったのか」。そこに、自分が持っている価値観が出ています。これは、あくまでもその時の価値観ですが。今は、どんな価値観を持っているか、もう一度問い直して、自己分析とすることです。

 

自分の長所が見つからない

自分の過去を書きだしても、なにもかもが平凡で、「自分の長所が見つからない」学生が多くいます。そんなに自分を卑下する必要はありません。

面接で、「自分は、平凡です」と自己PRしても始まりません。本当に自分には、長所がないのかと疑うことです。派手なファインプレーをする野球のプレーヤーは、ファンが喜びます。しかし、故野村監督は常々、「ファインプレーとは、守備位置のまずさ、打球に対するスタートの遅れ、スタート方向ずれをカバーした時に生まれる」と言っていました。

平凡に大学を卒業できる(予定)ということは、学業、バイト、趣味、家族等々いろいろな要素をバランス良く保っていたからです。自分の価値観の中に、「バランスよく行動し、失敗を避ける」ような長所があるのではないでしょうか。自己PRするのに十分なネタを見つけることはできるはずです。もし、短所ばかり見つかるようであれば、それは裏を返せば長所です。



トラウマになっていることを避けている

自己分析をしようとして過去のエピソードを拾い上げていく中で、避けて通りたいことを持つ人がいます。不正をした、家族との確執がある、友人を傷つけたなど、トラウマ化して触れたないことです。自己分析でこれら忘れかけていたことを思い出し、掘り返しても憂鬱になるだけです。これを、ESや面接で「挫折体験」にすることは、解決済みなら語れます。しかし、今も抱えている人間関係の問題などは、話すこと自体様々なリスクがあります。無理に掘り返えすことを勧めません。

トラウマになるほどのことですから、自分の価値観に対して何らかの影響を与えています。例えば、人を傷つけた経験から、「人を傷つけるの恐れて、対人関係を避ける」のか、「人を傷つけないように心がけているのか」自己分析することはできます。エピソードそのものを掘り返さず、そのエピソードが起きて以来、自分がどんな気持ち、行動をしているかを思い出してみます。そこに、自己PRできるものを発見できるかもしれません。あるいは、自分の修正点を見つけることができます。



まとめ

就活生が行う自己分析とは、過去のエピソードを通して、自分の価値観を知り、アピールする為にあります。自己PRなどに活かされない自己分析は、意味がありません。

1)自己分析結果を自分のものにしていない
2)自分の長所が見つからない
3)トラウマになっていることを避けている
この3つの例を参考に自己分析を志望動機、自己PR、ガクチカ、挫折経験に活かしてください。

参考記事(本ブログ):「学生時代力を入れたこと」=「ガクチカ」で就活生が陥る3つの間違い
「失敗」と「挫折」の違いを判れば、就活での「挫折経験」がうまく伝えられる
企業によって重要度が異なる新卒就活の「志望動機」の対応法

参考:マイナビ記事 自己分析とは

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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