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就活面接での自己PRは、面接官の聞きたいことを伝えること

2021/09/18
 
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

就活面接での自己PRは、面接官の聞きたいことを伝えること

 

就活面接での自己PRは、面接官の気持ちになること

・応募者の多い人気企業
・ちょっと背伸びして応募した企業

そんな就活にトライしている人へ、就活面接での効果的な自己PR方法をアドバイスします。
ネット上には、よく面接時の自己PR模範例が、紹介されています。自己PRでは、まず結論として
「私の強みは、〇〇です」
と言ってスタートし、次にその理由を述べることとあります。ところが、この通りやっても自分の強み分析が浅いと、自己中心的で幼い印象を面接官に与え、良い結果は得られません。

競争相手の多い就活面接では、自己PRの模範手順だけで内定を得ることは困難です。そもそも競争相手が多く、面接官は、学生を落とすことが仕事なのです。就活の面接で重要なことは、以下の2つです。

1)自分に対して、面接官に興味を持ってもらうこと
2)「自分の考え方の傾向やスタイル」を面接官に伝えること

就活の競争相手は多いのです。面接官に興味を持ってもらわなければ、勝負になりません。2つ目の「考え方の傾向やスタイル」を面接官に伝えるとは、自分を客観的に分析する能力を示すことです。この能力は、仕事を進める能力に繋がり、自己PRでは重要な要素です。

急に自分の考え方の傾向を変えることは、容易ではありません。しかし、自分を分析し、それを知ることはできます。自分を知っている人と仕事をする方が、そうでない人と仕事をするよりストレスを感じにくく、このタイプの人を面接官は好みます。採用面接の自己PRは、面接官の気持ちになることを心がけることです。

これは、自分が面接官を体験して得たことに、若干心理学的な要素を加えた結論です。客観的な自己分析能力は、就活以外でも活用できます。少しの時間、自分を見つめ直すことで、今後いろいろな場面で役にたちます。

就活の面接では、まず自分に対して、面接官に興味を持ってもらう

就活の面接では、まず自己紹介や自己PRを通して、面接官に興味を持ってもらえるかです。面接官は、事前に応募者のエントリーシート(ES)に目を通します。しかし、詳細まで見てはいません。面接者を前にして、話を聞きながらESの内容を確認しています。ESと全く違う構成、内容で話されても、面接官はついていけません。基本、事前資料に沿った自己紹介や自己PRをすることです。

また、面接者は、自己紹介や自己PR聞きながら、質問を考えています。面接官は、興味があるから質問するのです。疑問があるから質問するのではありません。ここは、誤解しないことです。逆に質問を誘発する自己PRは、それだけで成功です。

自分の体験を完璧に構成して自己PRをする人を面接したことがあります。就活サイトの自己PR事例に載せたくなるような内容です。複数の面接官がいたのですが、自己PRが終わって質問が出ず、人事担当者が何とか繫なぐ羽目になりました。

「話が完璧過ぎるな」
「バイト先を決めるのに、論理的な思考をするか?」
それが、面接官の印象です。面接官は、どこか嘘っぽく感じ、好印象を持ちませんでした。

自己紹介、自己PRの基本は、「正直なこと」です。失敗や成功、あるいは「何もなかった」ことも「正直」に話すことです。
正直な話は、面接官にとって質問がし易いものです。自己紹介や自分の経験を素直に話すことです。

「コロナで学校に行けず、家でこんなことをして過ごした」
「バイト先がなくなって、こんな苦労があった」

あなたが、そんな話をしたら面接官は、どんな質問を思い浮かべるか想像してみてください。これに、「本当は、不安がいっぱいでした」とでも付け加えたら、面接官は質問し易くなります。気持ちの話も正直にすることです。もし、面接本番で予想外の質問が来ても、正直な話なら容易に回答できます。会話が成立すれば、面接官は、就活生に基本的コミュニケーション能力があると評価します。(参考:本ブログ「採用面接では、コミュニケーション能力を示すこと」

面白そうな人

 

就活の面接では、「自分の考え方の傾向やスタイル」を面接官に伝える

ネット上には、こんな模範的自己PR手順が、紹介されています。
1.自分のPRポイントを述べる:「私の強みは◯◯です」「私は、〇〇型の人間です」など
2.その理由や経験を述べる:自分の経験などを根拠に、自分のPRポイントを説明する。
3.その経験をどう仕事に活かせるかを述べる
面接官から見ると、ツッコミどころ満載です。

「私の強みは、粘り強さです」と自己PRをされ、その理由は、「つらいバイトを続けたから」とのこと。思わず、「そんなつらくて、儲からないバイトを続けたの」と思います。「粘り強い」のではなく、「決断ができないタイプではないの」と思います。自分に対する分析、特に思考法やメンタルモデル*(Mental Model)を客観的に分析できない人の特徴です。

・自己PRが、客観的でないと、自己中心的で幼い印象を面接官に与えます。「私の強みは、粘り強さです」と確かな理由もなしに言い切ると、その就活生の幼い印象が強く残ります。

・自分を客観視できている人は、自分の思考法の特徴、その強みや弱みに気付いた説明をします。すると面接官は、その就活生の考えや行動が頼もしく思えます。

「つらい安賃金のバイトを長く続けたのは、職場の仲間を思う気持ちが強く、バイト先を変えることに踏み切れませんでした」
そんな説明の方が、はるかに面接官の心を動かします。
面接官は、「一緒に仕事をしたいと思う人間」を選びます。一緒に仕事をしたいとは、面接官と就活生とが、世界観(=価値観、人生観)を共有し、共感することができると思うことです。

就活における自己PRとそれに続く会話は、「自分の考え方の傾向やスタイル」を面接官に伝え、安心させることです。自分の体験を話す中で、自分がどう考えて行動したか。あるいは、直観(直感でなく)で行動したかは、その人の思考法やメンタルモデルを表します。重要な点は、自分の思考法やメンタルモデルを面接官と思考法やメンタルモデルが合っているかどうかではなく、その就活生が自分の思考法やメンタルモデルを客観的に分析し理解できているかです。

 

まとめ:就活の面接では、客観的に自分の思考法を示すこと

就活の面接では、自己紹介と自己PRにおいて1)自分に対して、面接官に興味を持ってもらうこと、2)「自分の考え方の傾向やスタイル」を面接官に伝えることが重要です。自己PRが、客観的でないと、自己中心的で幼い印象を面接官に与えます。自分を客観視できている人は、自分の思考法の特徴、その強みや弱みに気付いた説明をします。面接官は、その就活生の考えや行動が頼もしく思えます。就活の面接では、自分のことを話すのですが、面接官の気持ちになって話すことが重要です。

補足:*メンタルモデル(Mental Model)とは

認知心理学の用語で、個人が現実世界をどのように認識し解釈しているかの認知モデル。個人にとって思考の前提。何かを決めるとき、その判断のベースとなる気持ち。例えば、家庭環境が荒れた家庭で育った子は、「人は、自分をいじめるもの」とのメンタルモデルが形成し易いと言われています。ビジネスの例で考えると、同じ事業に携わっていても、あるマネージャーは「ビジネスは競争」と考え、別のマネージャーは「ビジネスは顧客を喜ばせること」と考えることがあり得ます。(一部Wikipediaを引用)

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