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内気な人でも大丈夫。初対面の人に話しかける5つのコツ

 
懇親会で話しかける人のイラスト
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

内気な人でも大丈夫。初対面の人に話しかける5つのコツ

 

話しかけには、パターン(コツ)がある

「知らない人ばかりの会合や懇親会に、一人で参加するはめになってしまった」
「初めての職場で、知り合いがいない」
こんな立場になったことがありませんか。どんなふうに周りの人に話しかけていいか分からない。気付かないうちに、視線を下に落としていませんか。視線を下にして顔が見えないと、他の人は、あなたに声をかけにくくなり、孤立感を味わうことになります。
そんな立場に置かれたとき、ちょっとだけ勇気を出して、「話しかける」ことが重要です。「勇気を出して」といっても、
「こんにちは」
「暑いですね」
といった決まり文句を口にするだけです。たとえ、自分から話しかけずとも、顔を相手に向けるだけで、相手から「話しかけられる」可能性が増します。話しかけられたら、短い言葉でいいので返してください。コミュニケーションは、投げられた言葉やしぐさを受けとめ、投げ返すというキャッチボールです。強い球でなくても、受けとめて投げ返す回数が、より親しみを生みます。
話しかけるのが、苦にならない人を観察すると、話しかけるパターン(コツ)を持っていることが分かります。例えば、相手の持ち物や会場の様子で気付いたことから、話しかける。相手が、話したがっていることを見つけるといったことです。話しかける代表的なコツを整理すると、以下の5つが挙げられます。
1)見たままのことを口にする
2)簡単な質問や頼み事をする
3)共感できそうな話題を出す
4)この場にいる「きっかけ」を聞く
5)ベテランには「聞く」、初参加の人には「仲間になる」意識で
これらのポイントを押さえれば、内気で話しかけるのが苦手という人でも、スムーズに会話を始められます。
私自身、初めての人と会話するのが得意という方ではありませんでした。ところが、身近な人が県会議員に立候補し、応援することになりました。つらかったのは、投票日の数か月前に、後援者リストを作ることでした。訪問した家の玄関ベルを押し、ドアを開けて、相手に候補者の話をして後援者リストに名前をいただくのが役割です。この役目は、私にとって苦痛そのものでした。しかし、訪問数が30軒を過ぎたころから、不思議なことにさほど苦痛ではなくなったのです。ドアが開いたら間髪を入れず、
「この町に住んでいる○○です。県会議員を目指すKさんの応援で回らせてもらっています…」
と毎回同じパターンで話しかけるようになっていました。やがて、相手の反応にもパターンがあること(好意的か拒絶か無関心)がわかり、決まった対応をするようになっていました。これが、「慣れ」なのでしょう。その後、初めての人に話しかけるときは、考えすぎず「お決まりのパターンで話す」ように心掛け、さほど苦にならなくなりました。
この記事では、代表的な話しかけの「コツ」と注意点をご紹介します。話しかけがうまくできるのは、性格や勇気といったことではなく、「技術」と「慣れ」ということが、ご理解いただけると思います。

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どこへ行っても「顔見知り」ができる人、できない人

話しかけるコツ5選

初めての会で、顔見知りがいないとき、誰に話しかければよいか戸惑います。そんなときは、話しかけやすい人から声をかけることです。例えば、一人でいる人、受付や幹事の人、ベテランらしき人です。グループで盛り上がっている輪には、無理に入らなくて大丈夫です。
まず、相手に顔を向け、軽く微笑んで挨拶します。そのうえで、次の5つのコツを使ってみてください。

1)見たままのことを口にする:
相手の服・持ち物・天気・会場の様子など、目に入った事実は、話しかける言葉に使えます。見たままのことや自分の気持ちをそのまま話すのが、会話を始める基本です。私も
「いい天気ですね」
「この会場にいると、緊張しますね」
といった言葉をよく使っています。
話しかけやすいのは、その場に到着した直後や着席直後、休憩時間です。例えば、到着直後に、
「外は、暑い(寒い)ですね」
「会場は、すぐわかりましたか?」
といった言葉が使えます。
また、相手のようすを見て、
「こちらの席があいていますよ」
「資料なら、あそこに置いてあります」
といった、「困っていそうな人への声かけ」もあります。

2)簡単な質問や頼み事をする:
簡単な質問や軽い頼み事は、初対面でも負担が少なく、自然な会話の入口になります。例えば、
「この会場、初めて来られましたか?」
「受付、少し混んでいましたか?」
 といった質問は、相手が答えやすいものです。共有できる状況の質問は、回答の後に自分の状況も話すことができ、会話を続けることが容易になります。
また、
「すみません、これ少し持ち上げてもらえますか」
といった軽い頼み事は、相手に負担をかけず、会話のきっかけになります。人は「頼られる」と、頼ってきた相手に好意を持ちやすいものです。

3)共感できそうな話題を出す:
天気、仕事のあるある、移動の疲れなど、共感しやすい話題は会話が続きやすいものです。例えば、
「今日は、電車が混んでいましたね」
「この時期、仕事が忙しいですね」
といった言葉は、容易に共感が得られ、会話を続かせます。

4)この場にいる「きっかけ」を聞く:
「この会に参加したきっかけは?」
「どちらからいらしたのですか?」
といった「きっかけ」を聞く質問は、話題が広がりやすいものです。強い目的がなくても大丈夫。その場にいる理由を素直に話せば、会話は始まります。例えば、話しかけるとき自分から、
「上司の命令で、この場に来たのですが、案外面白いですね」
といった言葉を発すると、相手も「きっかけ」を話してくれます。

5)ベテランには「聞く」、初参加の人には「仲間になる」
挨拶などで話しかけたあと、会話を続けるためのお薦めポイントがあります。それは、ベテランの人からは「聞く」、その場に慣れていない人には「仲間になる」を心掛けることです。一般に、ベテランの人は経験談を聞くと、喜んで話をしてくれる傾向があります。一方、その場に慣れていない人には、なんとなく「この場にいていいものか」との思いがあります。そんな人に対して、「私も同じ立場です」ということを伝える会話が効果的です。
私は、初めて参加する会合では、ベテランの参加者とおぼしき人に、
「何年もこの会に参加されているのですか?」
「何回も参加されていたら、いろいろなことがあったのでは?」
といったパターンで話しかけています。
また、初めて参加した人に対しては、
「この会の雰囲気はどうですか?」
「今日が初めてですか? 私もなんです」
といった話しかけをしています。

話しかけの注意点と終わり方

1)相手のペースに合わせる
会話は「テンポの共有」が大切です。 早口の人には短い言葉で返し、ゆっくり話す人には落ち着いたテンポで返すと、相手は安心します。 ペースを合わせるだけで「この人は話しやすい」と感じてもらえます。

2) 沈黙を恐れない
沈黙は失敗ではありません。むしろ、初対面では沈黙が自然です。数秒の沈黙があっても、落ち着いて次の言葉を探せばよいのです。 沈黙を「呼吸の時間」と捉えると、緊張が和らぎます。焦らず、次の一言をゆっくり探してください。

3)相手の容姿をうかつに話題にしない
見たままを話すことは有効ですが、容姿に関する言葉は慎重に扱う必要があります。
「美人ですね」
「お若く見えますね」
などは、褒め言葉のつもりでも、相手が気にしている点に触れてしまう可能性があります。服や持ち物、資料など、相手が選んだ物への一言はかまいませんが、体型・年齢・顔立ちの話は避けましょう。

4)相手のプライベートに踏み込みすぎない
「結婚されていますか?」
「お子さんは?」
など、プライベートに踏み込む質問は避けるべきです。初対面では、仕事・会場・天気など「共有できる話題」にとどめる方が無難です。

5)相手の価値観を否定しない
話しかけた後、相手の意見に対して
「それは違うと思います」
などと否定すると、会話は一気に終わります。初対面では、価値観の違いよりも「共感できる部分」を探すことが重要です。

6)話の終わり方
会話を終えるときは、
「お話しできてよかったです。そろそろ失礼します」
といった一言で、気持ちよく会話を終えられます。

まとめ

内気な人にとって、初対面の場は緊張の連続です。しかし、話しかけには「パターン」(コツ)があり、そのパターンを知っていれば、案外簡単に会話を始められます。話しかけのコツは、
1)見たままのことを口にする
2)簡単な質問や頼み事をする
3)共感できそうな話題を出す
4)この場にいる「きっかけ」を聞く
5)ベテランには「聞く」、初参加の人には「仲間になる」
といったことです。ただし、容姿やプライベートに踏み込まないことなどに注意してください。
内気な人でも大丈夫です。話しかけは、誰でも身につけられる「技術」であり「慣れ」です。初めて参加する会合のとき、前もって話しかけのセリフ1つを決めておくだけで、話しかけのハードルはぐっと下がります。次の会合で、さっそく試してみてください。

参考記事:「会話が続かない」という「会話が苦手な人」に知って欲しい「協調の原理」

説得のテクニックとしての「言語的フレーミング操作」とは

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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