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個人の労働生産性を「能率」で上げる3つのポイント(労働生産性 個人01)

2021/09/22
 
個人の生産性
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

個人の労働生産性を「能率」で上げる3つのポイント

 

個人の労働生産性を上げて、やりたいことをする

「1日が短く、やりたいことができない」
「雑用が多くて、仕事がはかどらない」
「自分で勉強したいことがあるのにできない」
すこしでも向上心のある方なら、日頃こんなことを感じているのではありませんか。働き方改革が叫ばれ、在宅勤務が推奨されても、忙しさは変わっていない。むしろ、私生活と会社時間の区切りがつかず、ダラダラと仕事をしてしまう。こんな悩みを解消するには、仕事時間の使い方、つまり個人の生産性を改善することが大切です。

私は、作業現場の生産性改善、会社全体の生産性向上にも携わってきました。この経験の中で、個人、職場、会社の生産性向上を考え・実施し、成功と失敗を経験しました。(日本のことは、本ブログ「日本の生産性1~20」に書いています)その中で、個人の仕事の生産性を上げて、学ぶ時間を作ることが重要であると考えるようになりました。学ぶことを能率よくやる前に、まず学ぶ時間、自分の為に使える時間を捻出するために、個人の仕事の生産性を上げましょう。

個人の生産性も「能率」と「効率」で整理できる。

生産性には、2つの要素があります。「能率」「効率」です。あなたが仕事や勉強で生産性を上げたいと考えるとき、この2つの要素で整理できます。簡単に言えば、能率とはスピードです。仕事を速くすることです。効率とは、会社にいる時間(在宅なら会社の仕事に振り分ける時間)の内、付加価値を生む仕事の比率です。要するに付加価値のあることやっている時間です。効率は、会議やメールチェック、移動時間を減らせば上がります。

生産性における能率と効率については、本ブログ生産性は『能率』と『効率』で決まる。日本は「効率」が課題に説明していますので、参考にしてください。

仕事の能率を決める3つのポイント

個人の仕事の能率(スピード)を上げるには、3つのポイントがあります。
1.仕事のスキル
2.仕事に関する知識
3.経験
これは、私が仕事の技能伝承について携わった経験から、重要だと思うようになったことです。ある職場に、金属片を研磨し、顕微鏡で観察する作業がありました。そこには、ベテランの研磨担当Aさんがいたのですが、病気で突然職場を離れてしまいました。そこで、未経験のB君が、代わりを務めることになりました。研磨作業は、「1人前になるのに5年はかかる」と言われる仕事です。先輩達が指導して、作業をするのですが、生産性は1/3です。3倍の時間をかけてできればいいですが、ダメなこともあります。結局、先輩社員が、やる羽目になることもあります。「どうしたら、短期間で1人前になる」を、模索し実践したことを以下に書きます。(注意:この時、自動化すること、外注することは、別の手段として考えません)

1)スキルアップ
1/100ミリ単位の感覚で研磨していくには、テクニックがいります。材料の形、硬さなどに合わせて、研磨する必要があります。スキルは、本人の器用さもありますが、研磨した通算時間に比例して向上します。B君は、練習用のサンプルを沢山用意してもらい、ひたすら研磨の練習をしました。

2)知識の習得
金属は、どんな種類があり、どんな組織で、どんな特性を持っているのかを勉強してもらいました。更に、研磨したときどんな現象が起きているか、そもそも、研磨は何のためにするのか、顕微鏡で何を見ようとしているのかなど、広い範囲で知識の習得に務めてもらいました。知識は、スキル向上を速めます。自分で工夫する際の自信とヒントを生みます。教材を用意し、座学と宿題で詰め込み教育をしました。

3)経験を積む。経験を疑似体験する。
経験は、予期せぬことが起きた時、対応する力です。これはどうしても習得に時間がかかります。職場に失敗を集めたノウハウ集や先輩の話で、経験の疑似体験はできました。

「5年で1人前」と言われた研磨技術習得ですが、上記3つの要素を集中してトレーニングすることで、B君は半年で一人前になりました。まだ、Aさんと比べると経験不足は仕方がありませんが、これは時間が解決してくれるはずです。

この3つの要素は、最近のスポーツ選手の育成と全く同じです。基本技術を反復練習させ、一方で理論を教え、早くから対外試合を経験させることで、いい選手が生れています。

事務の仕事に当てはめれば、スキルとしてタイピングの速さ、知識として各種ソフトウエア、経験としてもトラブルシューティングにでもなるのでしょうか。自分の仕事における、スキル、知識、経験を意識して、足りないものを身に付ける努力をしたいものです。

仕事の効率を上げるには

仕事の効率とは、会社にいる時間の内、実際に付加価値を生む時間の割合です。私生活を含めた個人でいえば、1日の内で、勉強とか趣味とか自分のしたいことをした時間の比率と定義できます。勉強時間など自分の時間を増やす方法は、早起きの勧め、通勤時間の活用、昼休みの活用、トイレや入浴時間の活用まで、広く本やネット記事で紹介されています。ここでは、自分の時間を作るために仕事の効率を上げることのみ述べます。

まずは、「やらなくはいいことはしない」ことです。(詳しくは、本ブログ生産性を上げる事務処理改革。不要な仕事は、すぐやめるを参照)他にも、会議時間の削減、メールチェック時間の削減などがあげられます。(生産性を上げる電子メールの習慣を参照)

ここでは、これ以上具体的な方法は、述べませんが、仕事の効率アップも自分時間の効率アップも「やろうとしたこと」の習慣化が大切です。効率アップで「やろうとすること」は、始めはどのようなことでも重荷に感じるものです。3日目、1週間、1か月とそれぞれ壁があります。しかし、習慣化するとそれほど苦しいものではなくなります。
「騙されたつもりで、やれ」
は、指導の殺し文句です。



まとめ:やりたいことをする時間は、仕事の労働生産性を上げてつくる

会社勤めの人が、やりたいことをする時間をつくるには、仕事の労働生産性を上げることです。早く仕事を済ませて、他のことを勉強する、早く帰って自分の時間をつくることです。このためには、個人の仕事も能率と効率の点から生産性を高めましょう。自分時間をどう能率のいい学びの時間にするかは、今後の記事で書いていきます。

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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