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「どうしようもないこと」で悩む人に選択理論心理学が教えること

 
選択理論を応用する人のイラスト
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

「どうしようもないこと」で悩む人に選択理論心理学が教えること

 

「どうしようもないこと」とは、自分でコントロール出来ないこと

「他人の言葉に怒り心頭」
「頑張っているのに結果がでない仕事」
人には、様々な困難が降りかかってきます。いろいろ考えてみても、「どうしようもない」と思える状態に追い込まれます。それでも、絶望して何もしない訳にはいきません。そこから這い上がれるかどうかが、その人の真価です。
「どうしようもない」状況に追い込まれたと思うとき、「冷静に状況を見つめる心」があるかどうかが、その後の分かれ目です。追い込まれたとき、考えるポイントがあります。物事には、
1)直接コントロールできないこと
2)直接コントロールできること
があるということです。直接コントロールできないことは、「受け入れる」「無視」して、自分のできること(=直接コントロールできること)に注力することです。他人罵声や起きてしまった災難などを意味もなく原因を考えあぐねることをせず、どう受け入れ、どう行動するかを考えることが大切です。これは、心理学の「選択理論」が言うところの「他人を変えたり操作したりすることはできない。それよりも自分を変える方が早い」という視点です。(参考記事:アチーブメント社「選択理論」)「どうしようもなにこと」で悩むということは、自分にコントロールできないことにこだわり、それを繰り返し考え、堂々巡りしてしまうことです。冷静に、直接コントロールできること、出来ないことを分け、自分ができることに集中することで、悩みから解放されます。

 

直接コントロールできないことは「受け入れる」か「無視」

突然襲ってくる地震や台風をコントロールできないことは、誰しも理解できます。他人が怒っていることも直接コントロールできません。ところが、自分のことは、
「また、怒って怒鳴ってしまった」
などと、自分の責任として悔やみがちです。しかし、選択理論によれば、自分のことであっても直接コントロールできないと考えた方が賢明だと教えています。直接コントロールできない自分のこととは、2種類あります。
1)「生理反応」:「痛い」「熱い」「寒い」
2)「感情」:「嫌い」
これらは、「受け入れる」か「無視」するしかありません。「ありのままに」に受け入れるか、「違うことを考える」(=無視する)ことです。人の悩みに対して、様々なカウンセリングがありますが、基本はこの2つのどちらかを適用していると言ってもいいかと思います。
なお、究極の直接コントロールできないことは、「過去」です。「受け入れる」か「無視」するしかありません。

 

直接コントロールできることに集中する

「直接コントロールできないこと」に対して、「どう受け入れ」て「どう考え」「どう行動するか」は、「直接コントロール」できることです。外部から降りかかる災難は、まさに起きたあとの行動が大切です。
多く人は、「生理的反応」に対しては、医者に行くか、自然治癒を期待しますが、自分の「感情」に対しては、「感情」そのものを何とかしようとして、悩みを深めることになりがちです。「怒り」「嫌う」などの感情は、直接コントロールできないと割り切り、考え方を変えて、次の行動をすることの方が賢明です。
何かに対して、「どう受け入れるか」、「どう考えるか(=思考)」「どう行動するか(=行為)」は、直接コンロロールできることです。人の思考や行為は、習慣化し易いものです。しかし、これらは変えることができます。「どうしようもない」と失望するのは、自分ができること(=直接コントロールできること)を切り分けられず、すべての可能性がないと思う状態です。どんな災難も考え方次第です。たとえ、自分の感情であっても同じです。
「今自分は、怒っている。それは、達成したい気持ちがあるから」
「自分は、恐れている。それは、うまくやろうとする気持ちが強いから」
といったように、考えるのです。怒りや恐れなどの自分の感情に対して、感情的になったまま行動するより、成功意欲の裏返しとして受け入れ、次の結果を出すためにどう行動すればいいかを考えることが大切です。「怒り」に対して、アンガーマネジメントでは、「6秒ルール」が提唱されています。怒りを感じた時、「6秒間おいてから次の行動をしなさい」というものです。つまり、自分でコントロールできない「感情」の爆発に対して、6秒間置くことで、それを「受け入れる」余裕を持ち、次の行動に移ることを勧めています。
「過去」は、直接コントロールできないことです。しかし、「未来」は、直接コントロールできる可能性があります。少なくとも、自分の未来は、直接コントロールできることです。自分でコントロールできない「どうしようもないこと」を受け入れ、自分の成功意欲に結びつけて、次の行動を考えることが、未来に繋がると信じています。

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答えは相手の中にある
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まとめ

「どうしようもない」状況に追い込まれたと思うとき、物事には、
1)直接コントロールできないこと
2)直接コントロールできること
があるということを意識することが大切です。直接コントロールできないことは、「受け入れる」か「無視」して、自分のできること(=直接コントロールできること)に注力することです。他人の罵声、起きてしまったことをあれこれ考えず、どう受け入れ、どう行動するかが大切です。

参考記事:「頑張っているのに結果が出ない」部下に対してリーダーがすべきこと

「苦しい状況」になったら「最悪の事態」を想定して「最良の方法」を選択する

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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