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いちいち注意されることは、「重箱の隅をつつく」なのか?「氷山の一角」なのか?

 
氷山の一角を指摘する人イラスト
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

いちいち注意されることは、「重箱の隅をつつく」なのか?「氷山の一角」なのか?

 

その注意されたことは、「重箱の隅をつつかれた」ことなのか?

「毎日、床の汚れを細かく注意する人」
「毎度、仕上げ前の資料の誤字脱字を見つけて注意する上司」
あなたの周りに、こんな「注意好き」な人がいませんか。テレワークになって、そんな人と少し距離が置けて、楽になったと感じる人もいるのではないですか。そんな頻繁に細かい点を「注意をする人」を影では、「重箱の隅をつつく人」と軽蔑し、避けようとしていませんか。私もそんな上司に当たって、当時なるべく避けるようにしていたことがあります。

確かにその人好みと思われる視点での注意、嫌がらせや揚げ足を取るような注意は、ごめんこうむりたいものです。しかし、よく考えると中には、「ごもっとも」な点が潜んでいます。「重箱の隅をつつく」と思われる注意の中に、「氷山の一角」とも言うべきことがあります。注意された小さな問題の裏に大きな問題が潜んでいる場合です。資料の誤字を指摘され、見直したら他の資料にも多数の同様なミスによる誤字が見つかり、慌てた体験があります。

「重箱の隅をつつく」と思われる注意の中に、「氷山の一角」と言うべき、大きな問題が潜んでいることがあります。
1)指摘されたことは、「重箱の隅」なのか、「氷山の一角」なのかを見極める
2)指摘するときは、相手に「氷山の一角」と認識させる
指摘(注意)されたとき、指摘(注意)するとき、こんな意識が働けば、指摘が有効なものになります。逆にどう考えてもその指摘(注意)が、「重箱の隅をつついている」と思われるなら、無視するか、その場対応で済ませることです。



指摘されたことは、「重箱の隅」なのか、「氷山の一角」なのかを見極める

指摘されたことに関し、ハインリッヒの法則に従い多くの問題が隠れているかどうかを疑うことが大切です。つまり指摘された点が、「氷山の一角」であるかどうか疑うことです。
ハインリッヒの法則とは、アメリカの損害保険会社で技術・調査部にいたハーバード・W・ハインリッヒが、ある工場で発生した約5,000件の労働災害を統計学的に調査・分析を行い発見したものです。1件の重大な事故・災害があったら、その陰には29件の軽微な事故・災害が起こっており、さらにその陰には300件もの「ヒヤリ・ハット」したミスが起きていたという法則です。これは、工場の安全管理の基本理念となっています。

先ほど例に上げた私の受けた誤字の注意ですが、それが単なるミスタイプと判断するなら、「ミスタイプしないように気を付けよう」で終わりです。度々指摘されると、また「重箱の隅をつつかれた」と思います
ところが、同じ誤字の指摘を
①「ミスタイプが他の人に比べて多いのか?」
②「誤字の原因が変換ミスあれば、同様なものがないか?」
③「書類を作成後のセルフチェックで、誤字を発見できないのか?
と考えることもできます。つまり「氷山の一角」ではないかと疑うことです。
私が指摘された誤りは、「規」という1文字でした。はじめは、そこの文字だけ直したのですが、気になって作成中の「業務規程」を見直すと、「規程」と「規定」が、多数混在していました。他の規程類も同様でした。この混在が社内であれば、大きな問題にはなりませんが、官庁や公的機関への提出物となるとトラブルが予想され、慌てることになりました。
すべての指摘に対して、「氷山の一角」と疑うことは、時間的にも物理的にも不可能です。無視するか、指摘部分だけ修正することになります。それをどう判断するかです。
指摘するとは、「指摘する人が持っている基準に対して外れている」
ことを示すことです。基準が、法律や業務規程であれば、すぐに修正する必要があります。ところが、
「社員の服装や態度はこうあるべきだ」
といった私的基準を元にした指摘は、真剣に受け止める必要がないかもしれません。指摘する人の基準がなんであるかを想像して対応を変えることが、「重箱の隅をつつく人」への対応法になります。

指摘するときは、相手に「氷山の一角」と認識させる

今度は、指摘(注意)する側になって、指摘の仕方を考えます。
指摘したことを相手が「氷山の一角」と認識してもらうことが重要です。ただし、指摘することすべてを「氷山の一角」として扱うことは無理です。
「こんなミスを見つけた。他にないか見ておいてくれ」
そんな指摘の仕方もあります。
また、注意の仕方によっては、人間関係がおかしくなります。
「あなたは、細かいことに気づかない性格だから、また誤字のミスだらけ!」
こんな、氷山全体を見たかのような指摘は、反感を招くだけです。
「どうして、ミスをするのか」
「どうすれば、ミスを防げるのか」
そんな疑問も同時に浮かぶような指摘をすべきです。何かを指摘をするときは、
① 事実を指摘する
② その指摘の基準を明らかにする
ことが重要です。例えば、
「服装が派手すぎないか。お客様の気持ちを考えたか?」
「床の油汚れがある。過去に機械から油が漏れていて、故障の予兆だったことがある。」
こう事実に指摘の基準を付けて伝えることで、相手に「氷山の一角」として考えるきっかけを与えられれば、指摘がより有効になります。


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まとめ

「重箱の隅をつつく」と思われる指摘(注意)の中に、「氷山の一角」と言うべき、大きな問題が潜んでいることがあります。
1)指摘されたことは、「重箱の隅」なのか、「氷山の一角」なのかを見極める
2)指摘するときは、相手に「氷山の一角」と認識させる
指摘されたとき、指摘するとき、こんな意識が働けば、指摘が有効なものになります。逆にどう考えてもその指摘(注意)が、「重箱の隅をつついている」と思われるなら、無視するか、その場対応で済ませることです。

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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