「なりたい姿」に向かって変えていく「改革志向」の意見満載

「時間がない」のは、「忙しさ」「納期」「他人の評価」に追われているから

 
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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。

「時間がない」のは、「忙しさ」「納期」「他人の評価」に追われているから

 

時間がなくなる3つの大きな理由

「やりたいことがあるのに、やる時間がない」

「時間がなくて、残業をする」

そんな「時間がない」という感覚を多くの社会人が、持っています。時間がないのは、時間を奪う3つの大きな理由があるからです。それは、

1)「忙しさ」に追いかけられている

2)「納期」に追いかけられている

3)「他人の評価」に追いかけられている

からです。「忙しさ」「納期」「他人の評価」に追いかけられるとは、周囲からの圧力で時間を使っているということです。自分で時間をコントロールできていないので、自分がやりたいことに使う時間がなくなるのです。

「時間がない」とは反対に「時間がある」とは、「やりたいことが出来る」時間を持っていることです。時間がないと思うのは、自分のやりたいことをしていないからです。他人が望んでいることと、自分がしたいこととが一致していないことで「追いかけられる」のです。

昔から時間管理の書籍やネット情報が氾濫しています。「仕事の優先順の付け方」「隙間時間の有効活用法」「仕事の効率化による時間捻出」など、どれも有効な知恵を提供してくれています。ただし、これらを実践しても、時間がなくなる理由を理解していなければ、たとえ一時的に時間を生み出しても、この3つから「追いかけられる」羽目になり、また時間がなくなります。


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時間がないのは、「忙しさ」に追いかけられているから

「仕事が忙しいから自分の時間がもてない」

「忙しいから、やりたことが出来ない」

「仕事で忙しくて...」は、あらゆる場面で使える万能の言い訳です。仕事が「忙しい」のは、あたり前です。雇い主や上司は、あなたの就労時間の100%を仕事に使って欲しいのです。1分1秒でもムダな時間をなくしたいのです。仕事の効率を上げて余った時間ができたら、その時間で更なる仕事をして欲しいのです。働く人は機械ではありませんから、トイレに行く時間、食事や休憩の時間は認めます。しかし、それ以外は仕事をすることを求めます。真面目に仕事をするということは、限りなく「忙しさ」に追いかけられていることです。もし「忙しくない職場」があるとすれば、会社そのものの存続さえ危ういモラルの低下した会社です。

よく使われる時間管理のマトリックスに、仕事を緊急度と重要度の2軸で表したものがあります。(例えば、アイゼンハワーマトリックス:Dropbox)「時間がない」と感じるのは、重要度に関係なく緊急度の高い仕事の比率が高いからです。頭の中では、「緊急ではないが重要な仕事」をやりたいと思いつつ、足元の緊急度の高いものしか手が付けられないことが、「時間がない」と感じる根本的な原因です。

仕事を持っている限り、仕事をすると決めた時間(就業時間内)は、忙しさに追いかけられ続けます。ただし、追いかけられる時間を拡大しない(残業を最小限にする)こと、一定時間を必ず「緊急でない重要な」仕事をする時間とすることが、時間をつくるうえで大切です。

時間がないのは、「納期」に追いかけられているから

仕事には、質と量と納期があります。例えば、荷物10個をお客様に届ける仕事には、明確な「仕事の終わり」があります。誰が、どのような方法でやろうと、荷物10個がお客様に届けば仕事は終わりです。ところが、お客様向けに説明資料を作成する仕事では、「仕事の終わり」は求める質に左右されます。例えば、資料作りの仕事においては、「情報収集」が付きものです。正確性や網羅性を追求すると無限に調べ続けることになります。まとめの段階になっても、完璧さを求めるとデザインや表現で何度も書き直したあげく、追加で情報を集めたくもなります。こうして、質が重要視される仕事は、「終わりのない仕事」に変わっていきます。「終わりのない仕事」を終わらせるのは、約束した納期しかありません。早く仕事に取りかかったとしても、「終わりのない仕事」を納期ギリギリまで続けてしまします。その結果、どんな仕事も納期に追いかけられることになり、「時間がない」状態が生れます。

仕事には、「終わり」を決めておくことです。どのレベルの調査をどの程度したら次へ進むのか、質と量で「仕事の終わり」を決めておくべきです。もし、質と量が決めれないなら「いつまで」との期限を自主的に設定することで「終わり」を決めます。仕事の質と期限を自分で設定することで、「納期」に追いかけられる「時間がない」状態から脱出できます。

時間がないのは、「他人の評価」に追いかけられているから

そもそも有効な時間とは、就業時間中であれば、「付加価値を高めるための時間」です。それ以外の時間は、ムダといわれる時間です。上司から依頼される仕事が、必ずしも会社にとって「付加価値を高める」とは限りません。上司や自部署の面子を保つための仕事もあります。その仕事をうまくやることで、上司は好感を持つかもしれませんが、会社に貢献したとは言えない仕事です。

就業時間外では、上司や同僚との夜の付き合いもあります。それが、自分にとって「やりたい」こととして使う時間なら良いのですが、「付き合いが悪い」と思われるのがいやで、消費してしまった時間は後で後悔します。

「意味が無くても上司頼まれたからやる仕事」「『付き合いが悪い』と言われるのがいやで付き合う飲み会」といった「他人の評価」に追いかけられるような時間の使い方で、時間がなくなるのです。他にも、挨拶だけの面談、顔を出すだけの会議、付き合い残業等々、「他人の評価」に追いかけられている仕事は沢山あります。これらを思い切って減らすことで、「時間がない」ことから抜けれます。

まとめ

「やりたいことがあるのに時間がない」

多くの人は、そんな時間感覚を持っています。時間がないのは、時間を奪う3つの大きな理由があるからです。それは、

1)「忙しさ」に追いかけられている

2)「納期」に追いかけられている

3)「他人の評価」に追いかけられている

からです。「忙しさ」「納期」「他人の評価」に追いかけられるとは、周囲からの圧力で時間を使っているということです。自分で時間をコントロールできていないので、自分がやりたいことに使う時間がなくなります。

参考記事:個人の業務効率、労働生産性を向上のさせるための5つのヒント

 

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長年、大手鉄鋼会社及び関連企業、米国鉄鋼会社に勤務。仕事のテーマは、一貫して生産性の向上。生産部門、開発部門、管理部門、経営部門において活動。何事につけても「改革しよう」が、口癖。日本経営士会会員。 趣味:市民レベルのレガッタ、ゴルフ。
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