就活生は、志望先、形式にこだわらずインターンシップに参加してチャンスをつかめ!
就活生は、志望先、形式にこだわらずインターンシップに参加してチャンスをつかめ!
就活生は、志望先、形式にこだわらずインターンシップに参加してチャンスをつかめ!
「志望する企業のインターンシップ募集が既に終わっている」
「部活やバイトで時間がなくインターンシップに行けなかった」
「この時期に長期インターンシップの募集がない」
そんな理由で、インターンシップに参加していない「出遅れ感」を持った就活生の言葉です。後で理由は書きますが、インターンシップについて
1)就活は、インターンシップに参加するほうが有利
2)インターンシップには様々な種類があり、実施される時期も通年。「出遅れ感」がある就活生も遅れを取り戻せます。
コロナ禍で混乱した21年卒の就活戦線が終わろうとしています。内定時期のずれ、リモート面談中心など、その方法にも変化がありました。気が付くとリモートの普及などでインターンシップが、「就活生と企業との接点」としての重要度が上がっています。接点が多いほど、チャンスが生れます。「出遅れ感」のある就活生は、インターンシップを単に「就業体験」「会社説明会」と勘違いして、応募を逃してしまう例が多いようです。インターンシップを「就活生と企業の接点」と捉え、参加することです。図は、リクルートキャリア「就活白書」出典のインターンシップと採用の関係です。インターンシップの経験が重要であることが分かります。この記事は、「出遅れ感」をもった就活生の採用やインターンシップを企画した立場で、就活生へのアドバイスです。
日本の就活の実態は、「通年選考一斉入社」
22年卒の就活は、3月広報解禁、6月選考解禁、10月内定解禁という政府主導があります。ただし、これは政府や経団連、大学のタテマエです。法的なものはありません。経団連の傘下にある会社として「指導」に従い、3月に広報を開始すると、既に多くの就活生が内々定を得ていて驚きました。これまで、フライングするのは、経団連と縁のないベンチャーやIT系、中小企業だったのですが、大手と言われている会社も出しています。この傾向は、「一括採用の見直論」が出始めた17年頃からです。「隠れ選考」とも言うべき面接の実施率は、20年卒に対して19年3月面接が59.1%と17年47.6%から上昇しています。20年以降は、更に比率が上がっていると見られます。(リクルートキャリア「就活白書」による)
5月になると複数の内々定を持っている就活生が多くなります。この結果、企業側からみると「他社を辞退させて、逆転採用ができる」こともあれば、「内々定を出していても、他社に逃げられる」ことが、頻発することになります。「通年選考一斉入社」が広まると、「先行逃げ切り型」の就活生に断然有利です。なぜなら、企業は内々定を取り消すことは、出来ませんが、就活生は内々定を蹴って入社を断ることが出来るのです。
参考として、リクルートキャリア「就活白書」から21年卒の採用面接予定を示します。
インターンシップの種類
インターンシップについて、就活生や大学職員の多くが、「就業体験」や「会社見学会」「セミナー」といったことを思い浮かべます。今の大学生は、中学時代に「就業体験型」のインターンシップ(*)に参加しており、そのイメージが定着しているのかも知れません。
また、インターンシップの種類というと、その長さにより1日~3日の短期型(会社紹介やセミナー)、1週間程度のプロジェクト型、1か月以上の就業型に分類されています。マイナビ2020「インターンシップの基礎知識」より
しかし、今日インターンシップは、長さだけでなく、やり方や主催者などもっと種類があります。長さでいえば、リモートインターンシップでは、数時間という例もあり、従来感覚からすると「これインターンシップ」とさえ思えるものもあります。
大学ジャーナリスト石渡嶺司の著書「就活のワナ」(講談社)には、インターンシップの種類は、大きく分けて7項目、さらに細かくすると32種類という例が出ています。
主な7項目を並べてみます。
1)説明会・セミナー型
2)大学連携型
3)プロジェクト型
4)業界団体・企業団体などによる横断型
5)就業体験型
6)報酬型
7)ユニーク型
「仕事体験型」だけが、本当のインターンシップなんて思っていると、冒頭に書いたようにインターンシップに参加機会を失います。その結果「出遅れ感」をもつ就活生が生れます。
*「わくわくWeek Tokyo」(東京都)や「トライやるウィーク」(兵庫県)など
参考:文部科学省「職場体験ガイド」
就活のワナ あなたの魅力が伝わらない理由 (講談社+α新書)
インターンシップに応募する注意点
インターンシップにこれから応募するのにどうすべきかということですが、以下の点に気をつけてください。
① 就業体験型にこだわらない
② 志望企業・志望業種にこだわらない
③ 名称に形式こだわらず、「企業や社会との接点」と思い参加する
夏のインターンシップは、長期の就業体験型が多く募集されます。しかし、年があけて募集されるインターンシップは、短期で内容も様々です。(就活生と同じく、実は企業側も焦っています)リモートインターンシップということで、就活生を集め、課題ディスカッションをしている例などが、Twitterに上がっています。
インターンシップは年中やっています。コロナの影響で、夏の就業体験型が減っています。逆にリモートで短期間(短時間)のインターンシップが、1~3月に増える傾向があるようです。リモートならどこに住んでいても、参加することができます。こまめにインターンシップの応募情報をチェックし、参加してみてください。
まとめ
今日インターンシップは、「就業経験型」「セミナー型」だけでなく、リモート方式も登場し期間も種類も多様になっている。インターシップを「企業と就活生の接点」と捉え、就業型、志望、名称や形式にとらわれず参加することで、成功の機会が増えます。
参考記事:「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを理解して就活面接の自己PRをすると効果的
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