「なりたい姿」に向かって変えていく「改革志向」の意見満載

「改革志向」とは

 
  2021/01/31

なぜ今、「改革志向」でなければならないか

「改革」には、「寛政の改革」「農地改革」「行政改革」「働き方改革」など、政治的なスローガンとして使われてきた歴史があります。今も昔も政権が変わると「〇〇改革」を打ち出すことが多いようです。

「逆説の日本史」の著者井沢元彦氏や歴史小説家司馬遼太郎氏は、

「明治維新とは、朱子学思想(南宋の朱熹によって再構築された儒教の学問体系。江戸時代の正式学問)からの脱却だった」

と言っています。(井沢元彦著「逆説の日本史22巻」等)「これまでやってきたことが正しい」「固定的身分制度」「商業は卑しい」などの朱子学思想からの脱却こそが「維新」でした。明治維新で多くの改革がおこなわれましたが、指導者達が意識したかどうかわかりませんが、結果として朱子学的習慣や道徳観からの脱却という「改革」が根底にあります。

日本の歴史の中で、改革期が過ぎると、いつの間にか必ず停滞期が現れます。あたかも朱子学が支配するような「現状を変えたくない」思想が台頭します。1960年代以降の日本は、真にこの停滞期に入ったようです。1990年頃まで、なお経済は成長し、液晶TVやスマホなど新しいものが、普及しました。しかし、会社や社会の仕組みは、全くと言っていいほど変わっていません。年功序列、受験中心教育、終身雇用、定期一括採用、官尊民卑等々いくらでも事例が出てきます。

いまの若い世代も、意外なほど保守的です。

「〇〇君と同じ入社4年目の△△です」

と、年功序列制度に基づいたような自己紹介をする社員がいます。

「就活で、〇〇ランクの大学生ですが、内定をもらえる可能性がありますか」

なんて相談を受けたことがあります。大学や企業のランク付け、レストランのランク付け、どれもこれも朱子学的な序列主義が支配しているかのようです。

今こそ、従来の慣習、制度など「やり方」を変える「改革」が必要な時と考えます。「やり方」を変えるには、「変えたくない」「序列」と言った朱子学的思考の「改革」が必要だと、強く思います。この思いこそ「改革志向」だと信じています。

「改革志向のおっさんブログ」から「改革志向の人」への期待

このブログは、長年企業で仕事をし、いろいろな場面で「もう改善ではなく改革として、考え方を変えなければ、企業も社会も国もダメになる」との思いが積もり書き出しました。具体的には、日本の低労働生産性、硬直した就職や転職、ハンコ文化等々のことを書いてきました。他にも、硬直化した教育、デジタル化の遅れなども課題です。海外の工場で勤務した経験から、外国と比較してわかる課題にも気が付きます。根本的にやり方を変える「改革」なしでは、この国の閉塞感を払拭できないと思います。そんな思いで、「改革志向のおっさんブログ」のタイトルを付けています。

2020年9月16日に菅内閣が発足し、菅首相が「改革志向」と言われました。「改革志向は、こちらが先だ」と言いたいのですが、影響力が違いますので「改革志向の人」のは菅首相にお任せします。

これから政府が実施する施策が、本当に「改革」と呼べるのか注目しています。世間では、改革そのものである「やり方」の変更より、改革後の到達目標の方に関心が行きがちです。「改革」とは、「なりたい姿」に向かって、現状の「やり方」を変化させることです。「改革志向の人」とは、物事を根本的な仕組みや考え方から改善する「改革」を、常に意識している人だと思います。小手先の改善を「改革」と呼んで欲しくありません。本当に「改革志向の人」らしい、根本的変化を進められることを期待します。

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